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2006年12月12日 (火)

「命」

今年の漢字が京都・清水寺で発表されました。

「命」

自殺やいじめなど消え行く命、天皇家の男子誕生などのあらたなる命。

特に今年は子供に関わるいじめによる自殺や親が子を虐待死させ子が親を殺す、あるいは飲酒運転による交通事故など、にわかに信じがたい目を背けたくなるようなことが起こっています。まるで、滅び行く民族が如く・・・。

また、助かる命の議論も色々あります。臓器移植に関することでありますが、近時の臓器売買に至った事例は多くの問題を露呈したのではないでしょうか。様々な事情(病気)により移植を待っている方にとっては、一刻も早い臓器提供を望んでいるでしょう。しかし、親子・兄弟など以外からの死亡者からの臓器提供については登録はあるものの実際の提供に至っては、たとえば腎移植などは年間150例しかすぎないのであります。献臓器の国民的な理解と協力が必要でしょう。

さて、命の尊さについては、よく「命は地球より重い」などいうことが慣用句として言われますが、生命誕生の歴史を紐解くと遺伝子的には約38億年前より今日に至るまで一度も途切れることなく脈々と続いており、その一部に人類として私たちが存在しているのです。

ヒトの細胞は約60兆なんだそうです。気が遠くなりますね。そこには様々な情報が詰め込まれており、そして約300種類の細胞が臓器・器官を構成し、機能してるのです。

こう考えみますと、生命誕生とは一個の受精卵からヒトの赤ちゃんになるまでの約38週間に約38億年分の遺伝子的な生物の進化を遂げ、約60兆個の細胞の赤ちゃんになるわけです。とてつもないことであり、よりその尊さが感じられるのは私だけでしょうか。

この約38億年前からの生物学的遺伝子情報を持っているヒトである私たちは、その命の大切さを今一度認識し、眠っている多くの遺伝子情報を呼び起こし、一層の可能性を見出せると考えます。

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