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2007年1月 5日 (金)

「財」

今年の新春は本当に穏やかですね。
毎日天候に恵まれていますが、皆さんは如何おすごしでしょうか?
私は、新年会への出席がだんだん多くなってます。

さて、4日地元釧路市の新年交礼会に出席の機会を得ました。
釧路市長の念頭挨拶の中で、地域の厳しい経済状況や交付金の削減などかつてないほど厳しい局面にあり、市の財政健全化は必要不可欠でる。この難局を市民一丸となって乗り切ることが必要 と述べていらっしゃいました。
この街の財布は、とても厳しいのですね。

一方、私たちの財布の中身はどうであろうかと、ふと思ってみました。
日本は長くデフレ経済の中で推移して物価安でありましたが、中々生活は楽ではないです。これは、単純に低価格競争の結果企業収益は薄利であり、故にコストを削減など人件費が抑えられることになったのだと思います。今、生産意欲や消費意欲は活性化されず、目標を失った人が増えているような気がします。
政府の施策も、企業(法人)減税や高所得者の累進税制の緩和など大企業や富裕者を優遇し、年金負担や医療費などを引き上げて低所得者には厳しい内容です。格差が大きくなる一方といえるでしょう。
また、企業もリストラを継続して行う一方、非正社員など低賃金労働ばかりを増加させている状況です。正社員においても、労働時間自由裁量制で合法的に超勤を無払いにする制度が提案されていることもあります。
景気は良いといわれても、この雇用条件が改善されるなど見直される様子はないようです。
以前「差」でも記述したように、夢が抱けない若者を作り出し結婚もできない・しないから、少子化は加速されるばかりです。フリーターといえば、かつては会社に縛られない自由な生き方を選ぶ若者を意味しましたが、今や定職に就けずにアルバイトで食いつないでいる失業者予備軍のことを意味するようになっています。
私たちの財布の中身も、街の財布同様厳しいのは言うまでもありません。

このように、街も人もその財布の中身には徐々に格差が広がっており、溝の深まりを放置することは、益々その財布の紐が固くなることなります。

今後、この難局を乗り切るまで財布の中身にあった社会環境や生活を私たちはしばらくは送らなければならないでしょうね。

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